医学部CBTで89%だった僕の勉強記録と反省

2020年12月10日

こんにちは、だいすきGです。11月下旬にCBTがありました。結果は89%でした。僕の勉強法を記録しておくので、参考にしてください。

勉強記録

1月~3月

この期間は、春休みでした。このころからCBTの存在を意識し始め、勉強法を調べはじめました。

先輩に訊いてみると、「3年生までの基礎医学の復習にもなるから、QBvol.1を春休みの間に1周した方がいい」と言われたので、3か月かけてゆっくり1周しました。大学の講義では扱わなかった内容が多かったうえに、すでに習ったはずのこともすっかり抜け落ちており、かなり難しく感じました。

ただ問題を解いていくだけだと、頭に入っているか不安だったので、問題の解説などを自分なりにまとめてOneNoteに入力していきました。これが失敗でした…(後述)。

4月~7月

4月から大学の講義が始まりました。僕の大学は4年生の4月~11月で臨床医学を詰め込むという怒涛のカリキュラム。

大学の勉強が忙しくなる…はずだったのですが、あの新型ウイルスの影響でテストがすべて延期に。授業もオンラインになりました。結果的にかなり時間ができたので、予備校の映像授業と問トレに取り組みはじめました。

具体的には、大学の講義と連動して、予備校の映像授業と問トレをやりました。大学の講義は、いきなり聴くとはっきり言って意味不明なので、予備校の映像授業はいい予習になりました。

ただ、CBT対策としてみると、予備校の映像授業は必ずしも聴く必要はないのかな、と思いました。QBの解説を読めば、だいたいのことは理解できるので。もちろん予備校の映像授業が無駄というわけではないので、聴きたい人は聴けばいいと思います。

問トレは一日30問ペースでやりました。なぜQBにしなかったかというと、問トレは無料だからです。お金をケチりました。これも失敗だった…かな?(後述)

8月

8月は夏休みでした。相変わらず、予備校の映像授業と問トレをやり続けました。ひたすら家で勉強し続ける日々を過ごし、少し病みかけました…。

9月~10月

後期の講義が始まりました。それとともに、前期に延期されたテストが一気に襲ってきたので、CBT対策に費やす時間が全く無くなってしまいました!

結局、この時期までに、映像授業と問トレを1周ずつしかできませんでした。

11月

CBTが迫り、大学の勉強も落ち着いてきたので、CBT対策に本腰を入れ始めました。

本番3週間前にTECOMの模試を受験しました。結果は、82.8%でした。思ったより獲れたな、と感じました。これも良くなかったかもしれません…。「もう受かるや」と思ってしまい、やる気がなくなってしまいました。

やる気がなくなった僕は、ダラダラと模試の見直しをしました。ダラダラしすぎて、模試の見直しに1週間も費やしてしまいました。

そのまま本番まで1週間を切り、さすがに危機感が出てきたので、QBの模試も受けることにしました。結果は79.1%でした。これも、思ったより獲れたな、と感じましたね。また油断して、そこから本番まではQB模試の見直しをして終わりました。

模試の難易度と本番の難易度について

模試の難易度は、会社によって大きく異なると言われています。QBとTECOMでは、TECOMの方が簡単で、TECOM模試の点数はQB模試より10点高くなるといわれています。そして、CBT本番の点数は、おおよそTECOM模試と同じ点数になるようです。

そう考えると、僕の実力は、本番3週間前の時点で82.8%(TECOM模試と同じ)、本番1週間前の時点で89.1%(QB模試+10点)だったことになります。2週間で結構力が付きましたね。模試の見直しでかなり力が付きました。模試の見直しは絶対にやった方がいいです。

そして、本番では89%だったわけですから、模試の成績と本番の成績はかなり相関していそうです。

ちなみに、CBT本番では、320問のうち80問は採点されません。過去に出題して、ある程度正答率が高かった問題がストックしてあり、そこから240問が出題され、残りの80問は新作問題から出題しているようです。

新作問題には難しい問題が多いですが、結局それらは採点されません。よって、本番での手応えよりも実際の点数の方がかなり高く出るようです。僕は、手応え的には83~4%くらいだったのですが、結果は89%でした。

反省点

1月から勉強を始めたにしては、89%という結果は結構残念なのではないかと思います。こんなしくじりをやらかした僕のCBT勉強記録において、反省すべきことは…

  • みんなと同じ勉強法をしなかったこと。
  • 直前にスパートをかけられなかったこと。
  • OneNoteにまとめることにこだわってしまったこと。

ですね。

みんなと同じ勉強法をしなかったこと

「赤信号、みんなで渡れば怖くない」ということわざがありますが、やっぱりみんなと同じことをやるのが安心です。

前述したようにCBTではある程度正答率が高かった問題が採点対象となるので、「みんなが解ける問題」をどれだけ解けるかが重要です。「みんなは解けないけど俺は解けるぜ!」というのはあまり意味がないのです。

実際、TECOM模試やQB模試でも、正答率が60%を超えている問題をすべて正解すると、9割近くとれるようになっています。QB模試で9割近く取れればCBTでは95%くらい取れると思うので、「60%の人が知っている知識を網羅する」というのが、CBT対策のコツなのかもしれません。

というわけで、素直にみんなと同じ勉強をするのがいいです。少なくとも僕の大学ではQBが圧倒的なシェアを占めていたので、素直にQBを周回するべきでした。問トレ1周だけでCBTに挑んだのは僕だけではないでしょうか(笑)あと、QBは同級生の進捗がみられる機能もありますからね。あれは楽しそうでうらやましかった…。

直前にスパートをかけられなかったこと

大学のテストでもなんでもそうですが、やっぱり直前に詰め込むのが最強です。時間が経つと忘れてしまいますからね。

僕は1月にQBvol.1を解きましたが、早すぎましたね。9月ごろに問トレの基礎医学を解いてみたら、あまり解けなかったので。そして、直前期はやる気がなくなってしまったので最悪です。

先にTECOM模試を受けたのがよくなかったかもしれません。QB模試を先に受けておくと、低めの点数が出て危機感が出てくるかもしれませんね。

OneNoteにまとめることにこだわってしまったこと

 前述したように、僕はQBとか問トレを解きつつ、解説やネットで調べたことをOneNoteにまとめていきました。これは、うまくやればいい勉強法だと思うのですが、僕の場合は逆効果になってしまいました。

まず、OneNoteに入力するぶん、ただ解説を読むより時間がかかってしまいます。これによって、問題演習の効率が下がってしまいました。

また、OneNoteにまとめていると「後で復習すればいいか」という心理が働いて、その時にしっかりと解説を読めなくなってしまいました。ひどいと、解説をコピペしてOneNoteに貼って終わり、みたいな(笑)。それだと頭に入りません。

あとで本当に復習ができればそれでいいのでしょうが、僕の場合は問題演習の効率が下がっていたこともあって、復習する時間がありませんでした。とても反省しています。

国試に向けて

さて、CBTが終わると国試に目を向けなければなりません。CBTでのしくじりを活かして、効率よく勉強していきたいものです。

 具体的には、

  • QB+イヤーノートで普通に勉強する。
  • クリクラで回る科と連動して勉強していく。
  • マッチング(6年生の夏)までにある程度仕上げる。

という感じでしょうか。みんなと同じ勉強をしようと思います。あと、早くから頑張りすぎても良くないので、5年生のうちは国試対策以外のこともやっていきたいと思います。

それではまた!